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つれづれかんげき日記
崩れゆくセールスマン
劇団青年座@青年座劇場(代々木八幡)
作・野木萌葱 演出・黒岩亮
キャスト・石母田史朗、嶋田翔平、野々村のん、小豆畑雅一、平尾仁、ひがし由貴、
矢崎文世、名取幸政、山本与志恵、石井淳
「東京裁判」で衝撃をうけた作家が青年座に書き下ろし!もうぜったいみなきゃって思っていた作品。
青年座の制作のS氏が、Pit北で同作品をみて、作者の野木さんに依頼したそうです。
帰り際にS氏から「青年座の野木萌葱はいかがでしたか?」って言われましたが、確かに、演出が青年座の方とはいえ、青年座の野木萌葱さん作品という感じがしました!良かった!
6月23日までやっているのでおススメです!!
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物語の設定は、1985年に実際に会った「豊田商事事件」をベースにしている、が、現在でも、というか毎日といっていいほど聞く、お年寄りをだます商法。何年たっても根っこはかわらないってこと?
人事のようにニュースをみて、何故だまされる人がこんなにいるのかって思っていましたが、いやいや人事ではないです・・
だます側とだまされる側、どちらにも欲望と事情があり、家族の複雑な関係もあり・・・
人は、面と向かって話を受け止めてくれる誰かが必要。表面だけの同情なら、うそとわかって付き合って行く方がまだましなのかも・・って思えたりして・・
主役が詐欺師のセールスマンだと思うが、好感持てて同時に期待をしてしまう。
親と同居もせず、電話もかけない息子は親が詐欺にあわないか心配する。
詐欺師のセールスマンは、やさしく接してくれる。このセールスマンの本当の心に期待をもってしまう。
本当のところ良い人悪い人の線引き難しいと良心的に解釈する一方で、私はたぶんだまされちゃうタイプかもって思ったり・・
その他の登場人物の背景もいろいろと想像させられて、この物語の主人公は気がついてみたら私?我が家?って思って、終演後急いで両親の元へ帰りました!
帰りにこども劇場の方と一緒だったので感想を話していたら、私が「身につまされる、親にたいして自分を反省」ってはなしたら真逆で「私はだからやはり家族ではむり、自分には無理って思ったよ。反省じゃない」って、たぶんその方は十分親の面倒をみられていたから出た言葉でしょう。私は母にまかせっきりなところが多く、自分を反省しました・・でも共通していたのは「血のつながりが強いほど双方にとって無理。介護は他人でないとうまくいかない」ってこと。
そしてもう一つ、孤独な年より?なんてないように、そう演劇鑑賞会に入ってもらって、みんなで芝居をみて、ロビーで挨拶してつながっていくっていうことをもっと広めなきゃって!もちろん若い人も!
急いで家に帰ったらそうちゃん!足を組めるようになったね。うしろのじいちゃんの介護ベッド。
じいちゃんもそうちゃんくるとおとなしい。
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by joi-satoimo | 2013-06-17 01:39 | 観劇
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