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つれづれかんげき日記
三谷文楽「其礼成心中」
渋谷パルコ劇場に三谷幸喜原作の「其礼成心中」(それなりしんじゅう)を観てきました。
近松門左衛門の「曽根崎心中」が流行ったあとの大阪の町での話し。
文楽はことばが昔の言葉なので、日本語とはいえ聞きなれていないと判読が難しく、通常字幕がある。
でも今回は三谷さんなので、江戸時代の大阪の庶民の話しですが、
わかりやすく現代のセリフもあるので字幕がなくても十分楽しめました。
プラス近松の時代も楽しめました。

始まる前に、三谷幸喜そっくりのツメ人形がでてきて、それも観客の笑いを誘っていましたね。

物語は、「曽根崎心中」がヒットしたおかげで、世の中は心中ブーム(実際そうだったですね)
そのおかげで心中の舞台となった森のそばのだんごやは商売があがったり、、
そこでだんごやのおやじさんは、夜周りをして、心中をしようとする男女をとめる。
とめた男女を仕方なく自宅まで連れ帰るが、どうしても二人はすきをみて死のうとする。
そこで親父さんの説得ではどうしようもないと妻が説得し始めると
特に女性は深く納得。おかみさんの言い方は、一刀両断の話しぶり、
好きでもない男と結婚した場合の話し、
自分もそうであったと体験談として話すところなど、くすくす笑ってしまう。
流暢な大阪弁がぴったりなかんじ。台詞がおもしろい。

その団子や夫婦のその後も、山あり谷ありで、自分たちも心中しようということになり・・
川に飛び込む。その川がビニールをところどころつまんでくしゃくしゃにしたような感じだけれどそれが水の中のように見えるから不思議。照明の力も借りています。

心中って物語はきれいですが実際そのあとをみると目も当てられません。
とか
あの二人が今は生きることが一番重要
といったセリフが耳に残りましたね。
人形たちのセリフ、説得力あります!

この作品は、吉田一輔さんが三谷さんとお知り合いということで出来上がった作品ということで主役の人形は一輔さんが遣っていましたね。女性の人形を扱うことが普段多いようにおもいますが、今回は団子屋のおやじさんでした。意外な感じですが違和感なしでしたね。
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by joi-satoimo | 2012-08-25 00:15 | 観劇
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