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つれづれかんげき日記
文楽ー日本振袖始
文楽二月公演第三部、「菅原伝授手習鑑」と「日本振袖始」(大蛇退治の段)
なんといっても「日本振袖始」の岩長姫を遣った勘十郎さんがすごかった!
原作/近松門左衛門
【あらすじ】
生贄となって大蛇を待つ稲田姫。そこに岩長姫(大蛇)が現れ、稲田姫を食べる前に毒酒の香りに誘われて、酒瓶を飲み干していく、ついに稲田姫は食べられてしまうが、夫でもあるスサノオノミコトが大蛇を退治して姫といったん盗まれた十握(とつか)の剣もとりもどしハッピーエンド。
*とつかのつるぎは、霊剣で、物語に良く出てきます。

物語は簡単で、パンフレットについている台本にも簡単にしかかかれておらず、注釈として演者によってかえられることがあるとのこと。

岩長姫が大蛇になる前に、お酒飲みながらふらふら愚痴をいいながら舞う?姿がなんともいえず良かった!勘十郎さんの人形は、舞台に登場した途端から、まるで血液がながれているかのように筋肉が動いているかのように小刻みに動く。若くてきれいな女性に嫉妬して、食べてしまうという設定。年を重ねた女性の悲しさも浄瑠璃でも語られていて、人形の動きにもせつなさが感じられた。
やっぱり見入ってしまいます!
ヤマタノオロチも大きくってきれいでした。それを退治するスサノオノミコトを吉田幸助さんが遣っています。武将の役なので、女性の人形のような細かな動きはあまりないですが、それでも大蛇と戦って一息つくところが、リアルに遣えていたと思います。幸助さんもすごいです!
そういえば岩長姫が顔をあげたある瞬間に鬼の顔に変わるところがあって、その変わり方がみごとだったせいか、観客から驚きの声があがっていました。チラシの女性が岩長姫(大蛇)この顔が一瞬で鬼の顔になり、またすぐきれいなお顔になるんです。人形だからの楽しみですね。
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by joi-satoimo | 2012-02-19 01:01 | 観劇
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