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つれづれかんげき日記
アイ・ラブ・坊ちゃん
音楽座ミュージカル≪アイ・ラブ・坊ちゃん≫~夏目漱石が「坊ちゃん」を書いた11日間~
脚本:横山由和 出演:広田勇二、安中淳也、夏目鏡子、藤田将範ほか
副題にあるとおり、漱石が坊ちゃんを書きながら、自身の苦悶と小説が舞台上でリンクされて描かれる。
正直ミュージカル苦手なものですから、みながらつい心の中で突っ込みをいれてしまうというか、舞台上の出来事を解釈つけちゃうとこがあって、ミュージカルを楽しんでいるというより別のこと考えて楽しんでしまう。
(音楽座さんすみません!)観客の皆さんは、楽しんで、かなり満足していますし、実際、私の所属している演劇鑑賞会の会員の方も3名来ていました。会で数年前に音楽座をお呼びして以来ファンになって、おっかけしているそう。特にワークショップをしてくださった藤田さんのファンだそう。
バックのオーケストラも素敵でした。
夏目漱石の作品でどうしても最後まで読み切れなかったのは「坊ちゃん」「三四郎」「吾輩は猫である」は苦手。
なぜ読み切れなかったのか、今日の舞台をみてなんとなく納得。「坊ちゃん」って、人間的な魅力というよりも単純な性格に見えちゃって、物語そのものが薄く感じてしまうのかも。。。今日の舞台は、物語に漱石の思いや悩みが入っている点を表しているので面白く観ることができた。
漱石の「こころ」と「夢十夜」は大好きだし、「それから」も「自転車日記」も好き。同じ作者なのに両極端になるのはなぜだろう?
今日の舞台では、漱石は当時の夫のステレオタイプというか、やたら怒りっぽい。
現在も周りにたくさんいますが・・どの世代からやさしい男性が増えたんだろう?私の世代ではないね(>_<)。。
それでも妻は支える美があるっていうのが、ちょっと気に入らない。どうも男性の目からの描き方だけ。本当にそういう良妻賢母ばかり?
話はずれるけれど、昔「こころ」が大好きで漱石すごいって思っていたときに、トルストイの「アンナ・カレーニナ」を読んで、電撃的なショックというか、ずいぶんと違う!本当に男性が書いたの?これが文学か!って思ったのを思い出す。
それから青年座の「赤シャツ」(マキノノゾミ作)は、赤シャツの立場から坊ちゃんを描いていて、こちらの方がリアリティを感じた。面白い作品だった。
そんなこんなを考えると、漱石の「坊ちゃん」も音楽座も、青年座の「赤シャツ」もすべて観ることで倍以上の楽しみがある・・♪
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by joi-satoimo | 2011-11-05 01:38 | 観劇
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