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つれづれかんげき日記
浮標(ぶい)追記あり
阿佐ヶ谷スパイダースの主宰の長塚圭史さんが
新たに立ち上げた新プロジェクト葛河 ( くずかわ ) 思潮社の
旗揚げ作品「浮標(ぶい)」を二女と観てきました。
@吉祥寺シアター
作・三好十郎、演出・長塚圭史
出演:田中哲司、藤谷美紀、佐藤直子、大森南朋、長塚圭史、他
舞台冒頭に長塚さんの挨拶?からはじまる。
この物語が長くっていままで再演されなかったこと。
3部まであり、時間きっちりにはじまり、
時間は3時間50分(休憩10分x2含む)。
(夜の部でなくてよかった。(-_-;))
そして物語の時代背景をも語ってくれた。
明治、日露戦争のころとのこと。

主人公は、周囲の期待も高い画家だが、今は
病床の妻の看病に専念。千葉の海岸そばで療養している。
長い劇だが、舞台は、その妻の病床のそばと
海岸、およびその周辺のみ。
3時間50分で、主人公と妻との愛情物語を見せられているような
流れだが、「死を意識した夫婦の愛情と愛憎」のようだけれど、
主人公がどうしても妻から意識が離れないのは愛情ではあるけれど
生と死に、とらわれまつわりつかれているかのよう。
三好十郎さんの本を読んでいないのでわからないけれど
演出の長塚さんの独特のねちっとした何かを感じた。
セットが余計そんな気にさせる。
舞台に大きな砂のプールができていて、
きれいな白砂の上で、演じていく。
砂のきしっきしっという音が聞こえてくるよう。
家の中でも、外でも、砂を踏みながらの演技。
ふと以前見た映画「砂の女」を思い出した。
そのせいもあって、死にも妻への愛情にも
砂地獄のように囚われているかのような気持ちになった。
生きていくっていうのは砂の上を歩くような感じなのかもしれないとも。。
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劇場には、竹中直人さんもきていた。
私は確か12月の初めにチケットをとったのだが、
一番後ろの席でした!でも吉祥寺シアターは小さい空間、
また高低差が大きいのでとても見やすい。
もう1月にはチケット完売だったよう。
私達の後ろは通常は立ち見席のようだが
椅子が用意されていて、なんと猫のホテルの千葉雅子さんと
池田鉄洋さんが!
しかし池田さんの名前がすぐに思い出せず、家に帰ってから
気がつかなかったという娘のために絵をかいたら
すぐ名前が出てきた。似てるかしら?
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観劇の前に、駅そばの喫茶店「くぐつ草」でランチ。
入ろうかどうしようか迷って、後ろの男性に迷惑をかけてしまった。
その男性が黒テントの斉藤晴彦さん。
ジェントルマンのようにゆっくりと文句も言わずまってくれていました。
(申し訳ありません)
この日は、役者さんを多く見かけましたね。吉祥寺っていう土地柄?
長塚さん、大森さんの力かしら?
「くぐつ草」のロール卵ホットサンドはおいしかった!
お店も素敵な雰囲気のところです。
以前、劇を一緒に観に行く仲間に教えてもらった場所です。
くぐつとは人形です。芝居につかう。

ぶいをみて良かったかどうかかき忘れたので追記。
長くて、大きな出来事もないのに、
引き込まれる不思議な劇でした。眠ることもなく
楽しく観ることができました!おススメですが、たぶんチケット完売。
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by joi-satoimo | 2011-02-11 23:03 | 観劇
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