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つれづれかんげき日記
北とぴあ演劇祭「少女病」
北とぴあ演劇祭で田山花袋の「少女病」を原作として脚本をかいた作品が上演された。
脚本/演出佐古田康之(モエプロ)、原作田山花袋
正直田山花袋の名前は学校の教科書で習ったぐらいしか知識がなく、この公演をきっかけに調べてみた。そういう歴史的な?作家の作品だが、現代の話とおもうくらい、状況はいまを表している。それを脚本の佐古田さんは、さらに現在まさに進行形、リアルな作品にしていた。
アマチュアとは思えない作品!役者もうまかった!特に主役のT君は、驚きの演技力!その前に端役で他の劇団に出たときとは全く別人の演技力でびっくり。しかも、役には関係ないが、いつも演劇祭で、スタッフとして自主的に動き、礼儀も正しい、好美青年(少年)。そのイメージとあまりに違うんで二度びっくり。
内容は、「少女病」というように、ひきこもり(本人否定)の少年が、電車の中で女性を観察しながら妄想に浸るという日常。家ではゲームキャラに萌え、さらに妄想の中で萌えキャラの少女と会話。妄想の中だけで幸せを感じている毎日だったが、徐々に異変がおき、さらにかつての同級生の女性との再会で、現実の世界へと向かっていく。それは、傷つき、痛みを感じる世界であり、彼が避けていた戦いの世界でもある。
痛み苦しみも、自分で選び感じる、自分の痛みであることに不思議と安心感と生きている実感を感じていく主人公に最後は希望を感じる。
失恋して、心が痛いとうったえ、悶えているシーンは涙がでてきた。演じているT君も、脚本の佐古田さんも、主人公と同じ25,6歳なので、私には息子はいないけれど、わが子が苦しんでいるようでせつなかった。
力のある本と演出、演技で、とってもいい気分になれた。演劇って素晴らしい!
明日はどんな感動と会えるか楽しみ。
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by joi-satoimo | 2010-10-03 02:03 | 観劇
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