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つれづれかんげき日記
空白に落ちた男
「空白に落ちた男」作・演出 小野寺修二 出演:首藤康之、安藤洋子、藤田善宏、藤田桃子、小野寺修二 於PARCO劇場
2008年1月にベニサンピット(現在は閉館)の公演を観た。その時とキャストが二人変わった。安藤さんとコンドルズの藤田さん。

まずセットの美術的な感じが素敵!色合い、水と油のころを思い出させる懐かしく、アンティークな感じがする家具。
部屋が天井にベッドがさかさまにあって、天地がひっくり返った場所や、片方の部屋の隅がバスルームだったり、もう片方は、待合室みたい。ちょっとカウンターを出して、バーの様でもあり、ホテルのフロントにもなる。3方向に4つの扉があり、あ、壁の上のほう天井ぎりぎりのドアも入れると5つ。さらに壁の冷蔵庫のドアも入れると6つ。ドアがあるときは、仲の良い夫婦の家、ホテルの部屋、取調室のドアと・・
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で、肝心な内容はというと、良かった!
私の大好きな水と油。解散後、4人のメンバーはそれぞれ活動をしているが、おのでらん(小野寺さん)とももこん(桃子さん)はいつも一緒。(私生活でもパートナーらしい)
マイムなのか劇なのか、ダンスなのか、そんな分類は不要。水と油、でいい。マイムの常識を変えさせてくれた大好きなグループ。その中の二人が、バレエダンサーの首藤さんと組んでのこの作品は、レベルが高い!身体的な動きもそうだが、ストーリーの不思議さがたまらない。

ある刑事が犯人を追うところからスタート。宿での不思議な体験。
もう一人は普通の生活を送っている男が、ある瞬間から、それこそ空白に落ちたというようなイメージ。日常、自分の周りのすべてが、もし意志をもって自分を囲んでいたら?
普通に部屋の中を歩くのさえ、本当は、自分の動きを操作させているのかも・・
って、わくわくいろいろなことを想像させてくれる。
それにしても、おのでらんのひょうひょうとしたかんじで、他のメンバーが椅子をつぎつぎと用意するのを歩くのはすごいなあって思う。かなりの練習をしないと難しいと思うが、大変さを感じさせず、いつも自然体!やっぱりおのでらんはすごい。
ももこんの無表情な演技も素敵。
首藤さんと安藤さんのバレエの動きは、さわやか、かろやかでいいなあ・・
コンドルズの藤田さんに合わせてか、コミカルな演出が今回加えられていたように思う。
動きもよくって、出演者全員のレベルの高さを感じた。

不思議で、完璧な動き、やっぱりいい!
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by joi-satoimo | 2010-08-07 01:16 | 観劇
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