ブログトップ
つれづれかんげき日記
僕たちの中の龍之介
劇団キンダースペース「僕たちの中の龍之介」
白・魔術・龍 原作/芥川龍之介 構成・脚本・演出/原田一樹
(共催:(財)北区文化振興財団)
北とぴあ ペガサスホール
芥川の3作品を、切れ目なく、執筆した当時の芥川の環境や心情を解くような語りでつないでいて興味が引かれる設定だった。
最初の語りの瀬田ひろ美さんが、しみわたるような透き通った声で素敵だった。
「白」は犬の白が、仲間の犬の黒が、人間に捕獲されそうなのをみて、危険を知らせることも何もできずに逃げ帰ったところから話が始まる。白は飼い主の子ども(お姉ちゃんと弟)の不審な目つきから、はっと自分の体をみると真っ黒になっていることに気がつく。それからは飼い主に追いやられ、放浪し、自分自身の勇気のなさを悔み、勇気ある行動をとり続けるがそれでも、心は解放されない。自分で自分を罰しつづけるような毎日・・ストーリーは、単純かもしれないけれど、書き方が、あるいは言葉が引き込ませる力があるような作品だった。白を演じた有本孝浩さんが、かわいい白がおびえた様子で苦しんでいるのを熱演!訴えられるような子犬の目の様に感じた。
「魔術」ある男が偉大な魔術を扱う男に、ぜひ魔術を教えてくれと頼みに行く、魔術をあやつる男は、条件として「欲のためには使わないこと」を言う。・・・物語は最後の落ちまでわかるシンプルなものだけれど、言葉が素敵で、雰囲気も大正時代のある雨の降っている夜、洋館の居間で・・と勝手にイメージがわいてきた。
「龍」は、、、、ここへきて2時間の語り、休憩なしはつらく、ゆっくりとした雰囲気も素敵だが睡魔に襲われやすい状況!連日の夏バテ状況もあり、印象なし・・ただ主役の役者さんのコミカルな間の取り方がうまいなーって感心した。
c0226545_23504894.jpg

[PR]
by joi-satoimo | 2010-07-03 23:52 | 観劇
<< 未来の食卓 映画とトーク 井上ひさしさんお別れの会 >>