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つれづれかんげき日記
歌舞伎座さよなら公演 二月大歌舞伎①
都民半額券であてて二月大歌舞伎の午前の部を観に行ってきました。
歌舞伎座は4月で公演を終えてその後数年建て替えのため閉館となる。
そのためここ1年は、人気作品をつぎつぎと上演している。
1月、2月公演は、通常よりも5000円高い、20,000円チケット!(1等席)
それなので半額はうれしい。
ここ1年、現在の歌舞伎座がなくなる前にとちょっと頑張って足を運んでいる。そして2月は午後の部も通常のチケットで観に行く予定。
歌舞伎は高いけれど、チケットを取るのが大変なくらいに人気がある。
なんだかブームに押されている感じはあるけれど、歌舞伎座の雰囲気はなんともいえずいいですよ。
人形焼きも、その場で焼いていて、5個1セットとして紙袋に焼きたてを売ってくれる。香ばしくっておいしい。
今回は、チケット引き換え日が平日だったので、10時には行けなかったせいもあり、2階の前から4列目だった。それでも結構観ることができた。通常のチケットも2階席の前から3列目でおなじくらいのところ。
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演目は
爪王(勘太郎、七之助他)、悪い狐(勘太郎)を退治する鷹匠に飼われている鷹(七之助)の話。勘太郎の狐の動きが良かった。七之助の踊りもきれい。兄弟二人ともなめらかな動きで、かろやかな狐と鷹の舞踏のよう。

俊寛(勘三郎、扇雀、勘太郎、七之助)流刑にあっている三人に、そのうちの一人が島の女性と結婚するという祝い事があり、うかれているところに都から船が付、三人がご赦免となることになった。よろこびいさんで船に乗ろうとすると、乗船できるのは三人だけで娘の分は通行手形がないと断られる。俊寛は自分の妻が清盛により命を絶たれたことを知り、もはや自分をまっているものはいないのだから、代わりに島の娘を連れて行ってもらうよう願いでる。ごたごたしたのち、俊寛を残して皆は島を去る。その時の、皆をおくる俊寛の様子が見せどころ。花道には波がせせりでてきて、道をふさぎ、周り舞台をまわりながら、周りの砂はどんどん波に消えていく。岩に登って、ものは言わないが顔で寂しさを表現したのち、なんともいえない静かな顔になる・・と見ごたえあった!
そのあとは口上!十七代目中村勘三郎二十三回忌追善。なかなかいいもんです。

最後は森鴎外原作の「ぢいさんばあさん」仁左衛門と玉三郎。そして嫌われもん役に勘三郎。
江戸に住んでいる仲のいい夫婦が、わけあって1年間だけ夫は生まれたばかりの赤ん坊と妻を残して、単身京都へいかなければならない。その単身赴任中に人をあやめてしまい、37年間も地方へ預けられる身となってしまう。
舞台は最初は仲無妻じい若夫婦。(ここが結構笑わせる)そして後半は37年ぶりの再会の場面。
すでにふたりとも70歳をこえているので、メイクもそのようになり、しぐさも。
まず夫(仁左衛門)が家に戻りなつかしく歩き回る。そのあと、妻(玉三郎)が立派ななりで登場。妻は夫が家を発った後子どもを病気で亡くし、その後お城ではたらいていて位も高くなったよう。二人は最初はお互いがわからない。夫の昔の癖をみて、それとわかる。情愛ある芝居だった。
おもしろかったのは、夫が先に訪れたときに部屋に置いてある二対の座布団の距離を近づけて去ったのちに、妻が訪れて、座布団をみて、頭をかしげて、位置を離すシーン。なんだかねーうなづけちゃう。c0226545_1121371.jpg
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by joi-satoimo | 2010-02-10 01:12 | 観劇
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