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つれづれかんげき日記
恋か金か銭吝嗇親父奮戦記(人形劇)
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「こいかかねかけちおやじふんせんき」と読む。
モリエール守銭奴を脚色し、時代背景を日本の明治維新直後に設定。
名古屋を本拠地に活動をしている人形劇団「夢知遊座(むちゅうざ)」の公演。
人形劇の一人芝居ということでどのようなものかと思っていましたが、
一人で何役をこなしても、声の質、雰囲気、別の人格の人が演じているように感じられ、その演技力と演出に驚き。
また人形を一人でなく、黒子さんと二人で動かしていて、その分通常の人形劇よりも、より人間の動きに近くて、とてもかわいらしかった。にくたらしいケチ親父が、かわいく見えてくるから人形劇はいいなあって思う。
前日に文楽を見たこともあり、文楽は三人で一体の人形を動かしているので人間により近いと感じていたが、やはり一人よりは二人で動かす人形も人間の動きに近いと感じた。また今回の人形は文楽人形と違ってぬいぐるみ的な形態をしているのでひじの動きなどはより人間の動きに近かった。終演後ロビーで、人形を動かしていた鈴木宣隆さんに、人形の中身の素材を伺ったら、断熱材を使っているとのこと。なるほど柔らかいがしっかりした感じがしているなあと。また人形の口が開いたり閉じたりしているように感じたが実際に見ると人形の口は固定されていて動かない。よく見るとほほなどしわのところがぶれた線と色で描かれていてそのせいか照明の当たる角度で、表情の動きを感じられたのかしらと思った。
ケチ親父のしわがれた声がまた憎めない。かと思うと親父とはまったく違う好青年の息子のすずやかな声や人のいい旦那さんの声、世話好きな年増の女性の声などおなじ人物がすべて一人でこなしているのだから、本当にその芸の素晴らしさに感激。
ケチ親父の徹底したずうずうしさ、自分がもうかることしか考えていないところは「終わりのない欲望」についてのアピールなのかしらねー。でも難しいことは考えずに、素晴らしい芸と笑いに満ち溢れた時間だった!
大人のための人形劇いいものです。(もちろん子どものためでもあります)

写真の端に写っている髪の毛がピンと脇に立っているのが自分。寝癖がそのままで出かけてしまい。写真をみてびっくり。恥ずかしい・・・
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by joi-satoimo | 2009-12-13 11:23 | 観劇
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