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つれづれかんげき日記
文楽「近江源氏先陣館」
先週末に文楽を観てきました。
近江源氏先陣館は
兄弟が敵同士の上司に仕えていて
その息子同士が初陣で戦い、
敗れた弟の子どもが捕虜として伯父につかまる。
そのまま生かしておくというのが上からの指示ではあるが
兄は、弟が子どもかわいさにこちら側に寝返るのではと
武士の義を曲げて弟の名前を汚さないように
子ども(甥)にみずから切腹するように
自分の母に勧めてくれと頼む。(自分が進めると上司の命令に背くことになるので)
祖母は、はじめてみる孫に、武士の義として
切腹を迫る。孫は、せめて父母に一目会うまでは死にたくないと逃げる・・・
とその後二転三転しながら物語はすすむが、
まったく承服しがたい物語と思いながらも涙してしましました。
なんだか子どもが絡むと涙っぽくなって・・
それにしても展開も早く、裏の裏という感じで
面白かったです。そもそもが大阪冬の陣の
真田親子の悲劇を、鎌倉時代に置き換えて
作っている点も興味深いです。
当時の江戸の人たちは、あれは真田親子と
家康のことだとわかって、政治批判的な目で
観ていたのか、あるいは判官びいきという目で見ていたのか、
想像すると面白いですね。

文楽の内容ではなくって、おもしろかったことは
幕開けのシーンが結構手が込んでいたので
そのあと幕を引いて、客席で観客が座ったまま
2,3分で舞台を直している音結構響きました。
それも文楽らしくって面白いと思っていますが、
今回、すべて終わって準備よしというところで「OK」という声が
響いていて、会場が結構受けてわいていました。
「文楽でOKってね~」というのはね~って。
面白かった

後半は「伊達娘恋緋鹿子」八百屋お七の話です。
人形がまるで一人で火の見櫓を登るのは結構見ものです。
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おまけ:先日のこまねこの撮影写真。
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by joi-satoimo | 2009-12-10 00:58 | 観劇
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